2本の柱

主にホラー映画についてと、日常の呟き♪について

真面目映画批評:「それ」がいる森

柔らかい言葉を選んで感想を述べるとすれば、

「こういう映画もたまにはいいんじゃないかな」ですね。

 

なんか時代感覚が古い。設定とか、登場人物の人柄とか、学校での子供たちの様子とか、どれにおいてもそうじゃないんだよな感がすごい。

この時代に宇宙人ものを作ろう!ってのは良いと思います。ホラー映画でも中々見ないし、特に日本じゃまだ未着手といってもいいくらいの分野です。ただ、古いよね。あと安っぽい。

まず宇宙船が戦隊モノ1話分レベル。小さいでしょ。もっとこう、でかくしても良かったんじゃない?

そして宇宙人のビジュアル的な面はすごい良かったのです。特に人を食べるシーンとかは、キモッと思いました。ですがね、なんかね、違ったよね。宇宙人の割にやることが地味というか。他の惑星から地球に来れる技術があるのに真っ裸で遅めの徒歩移動。さらに攻撃は素手。制作費の安さが伝わってくる宇宙人さんでした。

 

そして登場人物たち。相葉くんや子役の演技がお粗末すぎてなんとも言えません。けど、しばらく世間から離れていた人が書いたのかな?っていうくらいの世間への解像度の低さが窺えます。言葉にできないけどなんか違う。ガキを馬鹿にしすぎてる?のか?今の子達はもっと賢いはず。

 

そしてシナリオのイマイチさ。それ=宇宙人なのは良いんですけど、そこからがね。子供たちが行方不明なのに結構みんな平然としてるし、宇宙人が人を襲う理由も、宇宙人の弱点もなんだこれ感。もっと学をつけてシナリオは作りましょう。

 

スマイルアップ相葉雅紀を使うなら、もうちょっと頑張らなければダメだったのではないか。ホラー映画はもう既に怖がりたいカップルか一部の物好きしか観に行きません。そんな中で相葉雅紀という注目株をキャストに据えて、番宣もあんなにしていたのだから、物好きに加えて相葉ファンや、相葉が出るならと一般の方々も期待して観に行ったでしょう。それなのにあれを見せられたらホラー映画への期待度が下がり、今後の集客に繋がりません。私だってこれ観終わって、映画館に行こうとしていた母を止めて良かったと思いました。

最初からちょけた番宣をしておいた方が良かったんじゃないかね。

ただ、物好きが息抜きというか、経験値稼ぎというか、今日は外したやつみても良いかってときはそれがいる森、おすすめではないけど見てみても良いと思いますよ。

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