Netflix、それはサブスクのオアシス。既存作品数は劣る部分があるものの、オリジナルコンテンツの充実さでは世界一。
そして韓ドラ。韓国のイケメンと韓国の美女が韓国で韓国の言語を喋りながら素敵な韓国の物語を紡いでいく素晴らしい韓国のコンテンツ。
正直、面白さや話の深さは日本のドラマよりも見応えがあるものばかり。(ただしドクターXを除く。毎回流れは同じなのにどの話を見ても飽きないのは大門未知子の神業としか言いようがない。外科医としてエンターテイナーとしての大門の活躍に今後も期待である)
そんな韓ドラの宝庫となっているのが、みなさま大好きNetflix。
嫌いな人もいるかもしれないNetflix(配慮)
みなさん、もう、韓ドラありすぎてわかんないよ〜〜〜ん😭ってなってるんじゃないですか???
そこで、「私」です。
もう一度言いますね。
そこで、「私」です。
私こと、2本の柱が率先して開拓していくことでみなさまの、どれがいいんだろう〜❓という疑問を解消いたしますよ〜!
Netflixで数ある韓ドラを見てきた私が正直紹介、そして正直レビューを行いたく存じますよ。
面白くなかったやつは面白くなかったとちゃんと述べます。
ただ注意して欲しいのはジャンルは偏っています。恋愛主軸のものは私がNGなので、恋愛以外に偏っています。
こってこての恋愛ものが見たい人にはこのレビューは適しません。
ゴタゴタ言ってないで始めますね〜
今回はとりあえず4作品let's Korean!!
~~ラインナップ~~
①未成年裁判
②今、私たちの学校は、、
③ムーブトゥヘブン~私は遺品整理士です~
④Sweet Home 俺と世界の絶望
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この私が親にも勧めた作品
未成年裁判
非行少年を憎む少年事件判事のシム・ウンソクが非行少年たちをガンガンに裁いていく法廷ドラマ。(真ん中の女性です)
ドクターX味を感じるこの作品は嘘つきで救いようのない非行少年たちをガツガツ裁いていく話も多く、爽快感がある一方、何故少年たちは犯罪を犯してしまうのか、彼らの家庭環境や犯罪の背景にまで深くメスを切り込んでいく話もあり、メッセージ性の強い作品にもなっています。ボリュームとしては1話1時間が10話。見やすいボリュームです。1話目から攻撃力抜群なので引き込まれること間違いなし、さらにそれ以降の話も全部面白い。
私はこの作品韓ドラでトップレベルに好き。ガチおすすめ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️5/5
’’何故少年たちは罪を犯してしまうのか’’この部分がドラマの大きなテーマであり、そして「少年犯罪は一体誰の責任なのか?」この問いがドラマ大きな主題とも言えるでしょう。大人の犯罪は正直言って本人たちの過失が100%です。そして責任は自分で取ります。しかし子供はどうでしょうか。
ドラマの中にこんなセリフが出てきます「少年は犯罪を犯すのではない、犯罪に染まるのだ」、自立していない子供たちのしてしまった犯罪はだれの責任なのでしょう。もちろん少年たち自身にも責任の一端はあります。ただそれだけで話は済むのでしょうか?何が少年たちを犯罪へと染め上げてしまったのか?このような視点を大事にドラマが作られているため、子供たちへの移入がしやすく物語へ惹き込まれます。
そしてもう一つ。この作品のポイントは非行少年たちに隠れる被害者たちです。これは先ほど述べた主題と同じくらい大事な主題です。少年犯罪は少年にフォーカスがあたることが多いですね。何をしでかしたのか、彼らのバックグラウンドはどうなのか、反省して更生できるのか。そう、少年法は更生を目的としている側面が強く、罪に対して罰が軽くなりがちです。では被害者はどうなるのでしょう?身近な人が少年たちに傷つけられてしまった被害者たちは?被害者に寄り添わなければならない法が、少年の更生のために、被害者に我慢を強いてしまうことがあっても良いのでしょうか。少年たちは自分たちの負った傷に見合わない罰しか受けません。しかし少年たちが必ず更生するという保証はありません。
少年法というデリケートな社会問題に触れることのできる「未成年裁判」。非行少年やその被害者たちを見てあなたはどう感じるか。ぜひ見てみてくださいね。
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私の初韓ドラ
今、私たちの学校は
まあ、面白いよね。ゾンビやもん。おすすめ度は⭐️⭐️⭐️⭐️4.5/5
世界屈指のゾンビ産出国となった韓国が誇るゾンビドラマです。怖いのが苦手な人でも十分みれるくらいにできてますよ!
あらすじとしては、普通の日常を送っていた高校生たちの平和な高校生活に突然ゾンビが現れてしまいます。しかも高校に。ゾンビになった友達に襲われながらも必死に生き延びようともがく高校生たちの運命やいかに…という感じです。
ボリュームとしては1話大体1時間が16話。結構長いですが、ほんとにあっという間に見終わります。見始めたらぶっ通しでみたくなるので連休を使いましょう。
あと一応シーズン2の配信も予定されているようですがほんまにか?という感じです。
とにかくゾンビパートのハラハラ感とドラマパートの友情、恋愛など人間模様が面白いです。かなり気合いの入ってるドラマなのでゾンビの質がとても良い。ビジュアルと動きが洗練されたプロゾンビたちが大量に襲ってくるので非常にスリル満点。ゾンビものとしては申し分なし。
そしてプロゾンビに抗う高校生たちの若い力にも活力をもらえます。お互いに協力したりアイデアを生み出したり、悩んだりぶつかったり、恋も芽生えます。そして身近な人の死にも直面してしまいます。そんな彼らが何を考え、どう感じて、どう行動するのか、どう乗り越えていくのか。このドラマの面白さの核となる部分です。
加えてこのドラマは話数が多い分、かなり奥行のある構成となっている点も魅力的です。ゾンビの発生源は高校なのですが、とどまることを知らないゾンビはあっという間に町中へ拡散します。高校で繰り広げられる高校生とゾンビの戦いとともに、街全体を舞台とした、政府(大人)とゾンビの戦いも描かれています。この2つが対比的となっていてとても良いんです。みんなで生き残ろうとする高校生と、取捨選択を迫られる大人たち。がむしゃらに頑張る高校生と、利権に絡まれて融通の効かない大人たち。この対比が物語をより緩急あるものに変えてくれます。またゾンビ化の感染源や血清についての話もちゃんとあって、これがなんとまあ悲しい話なんですよ。。。見てのお楽しみです。
シンプルにゾンビものとして面白い。是非見てみてください!
あとトリビアですが、「今、私たちの学校は」では学生たちが緑を基調とした制服を着ています。これは血の赤色を協調するためにデザインされたものらしいです。こういう小さな工夫が大事だったりするんですよねえ~。
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面白いのに人気がなさそうなのでここで宣伝
ムーブトゥヘブン〜私は遺品整理士です〜
見たことがある人あんまりいないと思います。だけど結構評価は高いですよ!おすすめ度は⭐️⭐️⭐️⭐️4/5です!
主人公は少年グル(真ん中の箱を持っている子です)。父親と2人で特殊清掃会社「ムーブトゥへブン」をきりもりしています。グルはアスペルガー症候群を患っていますが、お父さんや向かいの家の同級生ナムに助けられながら平和な生活を送っていました。グルは突然の出来事から(ネタバレしそうなので端折りました)前科者で乱暴なおじさん(父親の弟、左の人です)との同居を強いられてしまい、さらにグルは父親の代わりにおじさんと会社を経営しなければならなくなります。規則正しく丁寧な生活をしたいグルと雑で無鉄砲なおじさん。2人の相性は最悪のように思えますが、2人は特殊清掃の仕事を通してお互いに成長し絆を深めていく、というお話となっています。
この物語はとてもハートフルです。グルとお父さんの親子愛、グルとナムの友情、そしておじさんとの絆。どこをとっても暖かさに溢れています。そんで登場人物のキャラがとても良いんです。み~んな暖かい。中でも私が好きなのはおじさん。おじさんがとっても素敵なキャラ。なんか根の優しさが隠しきれていないヤンキーみたいで、荒っぽいのに世話焼きで、少しおバカで真っ直ぐな性格。少々難を抱えるグルのことを少しずつ理解しようとしたり、守ろうとしたり。ほんとに暖かさof the yearです。
あとこのお話の重要なテーマは特殊清掃ですね。特殊清掃とは孤独死してしまった方の家を掃除するお仕事。痕を消したり遺品を整理したり。ほんと良い題材に目を付けていらっしゃいます。。グルたちは真摯な気持ちで仕事に取り組み、誰にも看取られなかった人達が伝えることができなかった最後の思いを遺品整理を介して代弁してあげようと努めています。なんて素敵。彼らの大事にしていたこと、人、思いに触れることであたたかい気持ちになれますよ。
1話完結型で見やすいし、悪いところがほぼ無く良い作品なのになぜか人気がなさそう。最終話に次のシーズンの布石みたいなシーンがあったんですがそれはどこへやら。。3年前くらいの作品やし逆転シーズン2は望み薄かも。
言っちゃ悪いがグル役の俳優があんまカッコよくないからかもしれない。俳優さんたちが結構無名なのかもしれない。邦題がダサいからかもしれない。かもしれないばかりのムーブトゥヘブンは1話1時間が10話。
なんか尻すぼみになってますが、大事なのでもう一回言います。面白いですよ!
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最近最終シーズンが配信され始めました
Sweet home 俺と世界の絶望
前触れもなく、人間が怪物へと変身するようになってしまった世界。そしてその中で怪物じみた能力を持ちながらも人間としての理性を保つことのできる特殊感染者となってしまった主人公ヒョンスが怪物と人間の間をさまよいながら絶望の世界で生きていこうとする、そんな物語。
sweet homeはシーズン3(最終)まであるのですが、面白いのはシーズン1だけです。シーズン2からは話がごちゃごちゃしてあんまり面白くなくなります。残念。シーズン1のみだとおすすめは⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️5/5、しかしシーズン2以降は残念ながら⭐️⭐️⭐️2.5/5くらいかな。。
なので今回は主にシーズン1のお話をしますね。
シーズン1はグリーンホームという集合住宅が舞台となっており、主人公ヒョンスを含めて多くの住人が暮らしていました。シーズン1では街に溢れる怪物のせいで孤立無援となったグリーンホームでのサバイバルの様子が描かれています。
このドラマの評価ポイントはいくつかあるのですが、まず単純に怪物との攻防がめちゃくちゃ面白いです。怪物は怪物化のときに自分が一番強く考えていたことが反映された姿になるらしく、そのため怪物たちの姿形は千差万別で行動パターンや攻撃方法も多彩です。そんな個性の塊のような怪物と住民たちの生き残りをかけた戦いが毎度ハラハラドキドキギリギリでとても面白い。
そしてもう一つ、サバイバルを通した人間ドラマが濃厚でとても良いです。
前提としてグリーンホームの外は怪物だらけですが、グリーンホームの中にも元々住民だった怪物が隠れています。さらに怪物化というのは誰にも起こりうるものとなっています。つまりグリーンホームは全くもって安全ではないのです。どこにいるかもわからない、いつ襲ってくるかわからないホーム内の怪物にもびくびくして、いつ怪物化するかわからない周りの住民にもびくびくして、さらに自分がいつ怪物化してしまうのかということにもびくびくしなければなりません。さらにホーム内の資源は有限です。加えて怪物か人間かわからないヒョンスの存在もあり、極限状態となっています。極限状態と言われたらみなさんもうお分かりですよね?
そうです。人の本性が露わになるのです。ルールを作って守って秩序を保とうとしたり、怪物と戦ってみんなを守ろうとしたり、善人がいる一方で、自分が生き残るため、自分の身内を守るため、ルールを守らず好き勝手やりたい放題、余計なことしかせず、傍若無人に振る舞う非善人もいます。両側の人間のやり取り(といっても善人側が非善人側に振り回されるだけですが)が、野性と理性のぶつかり合いのようで見応えがあります。非常に面白い。
加えてグリーンホームには怪物なのか人間なのか区別し難いヒョンスがいます。これが人間ドラマに重みを加える要素となっています。未知の存在ヒョンスを人間として受け入れるのか、怪物として迫害するのか。彼らがどう結論づけるのか是非視聴してみてください。
ソンガンもかっこいいし見て損はないよ!ただやっぱりシーズン2以降はごちゃごちゃしてあんまりおもしろくないよ。
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今回は以上です!初回なので面白いやつと推していきたいやつ盛りだくさんでした。また今後もストックがあるうちは続けていくのでチェックしてみてね~。